セクハラのグレーゾーン事例とその判断軸
今回はセクハラのグレーゾーン事例とその判断軸ということで、セクハラのグレーゾーンの事例を3つご紹介したいと思います。
それでは早速、事例その1から。
事例1:呼び方編
おいおい、ちゃん付けもダメかよ・・・もう職場で何も話せないよ、という方も多いと思います。
グレーゾーンとなる理由はこちらです。
不快感がある場合、セクハラの可能性がある。
「ちゃん付け」が浸透している職場では問題がない。
先日、ある大企業のマネージャー(Y氏 男性)と本件について話しあいましたが、Y氏はメンバーに対して、「ちゃん付け」はしないが、そう言えば無意識的に男性には◯◯くん、女性には◯◯さんと呼んでいるかもしれない。
自分のチームのメンバーにはトランスジェンダーの人もいるから本当は全員に対して◯◯さんが正しいんだろうな、と言っていました。
正直に言って、大企業のマネージャーはここまで意識しているのか、とその意識の高さに驚きました。
事例2:恋愛経験編
え?そんなこと?と思った方も多いと思います。飲み会で恋愛の話をするのはテッパンで、これでグレーゾーンなの?と思う方も多いと思います。
なぜ、これがグレーゾーンにあたるのか、その理由は下記となります。
不快感を感じる人がいる可能性が高く、セクハラにあたる可能性が高い。
当然、関係性にもよると思うのですが、暴露させるというニュアンスが強くなるにつれてセクハラに近づいいくてでしょう。
また、セクハラ全体に言えることですが、相手が不快感を感じるかどうかが判断軸の1つのポイントになります。
事例3:体調編
最後のグレーゾーン事例です。
これまでの2つの事例よりも分かりやすくグレーゾーン、いや、ブラック?に近いかもしれません。
グレーゾーンとなる理由は以下の通りです。
ただし、容姿に関わることを聞いて、相手が不快に思うと
セクハラになる可能性がある。
わざわざ、肌荒れ酷いけど、という必要はなかったかもしれません。
逆に、最近、肌の調子良いね。彼氏とうまく行ってるの?と聞くのはセクハラにあたる可能性が高いと思います。
セクハラの判断軸
ここまでご覧いただいた通り、セクハラか否かの判断軸のポイントは相手が不快感を感じるかどうかとなります。ここには普段からの関係性が大きく影響すると思います。
ただし、下記のような事例は業務上必要な指導となりセクハラには該当しないと考えられます。
女性部下が派手なネイルをしていたので止めるように注意した。
ここまで出てきたような事例を使ったセクハラについてのクイズはこちらからご覧いただけます。
セクハラクイズ〜セクハラか否か、はたまたグレーゾーンか〜
ハラスメント研修をご検討の方へ
弊社では上記画像で使われているハラスメント研修で使えるパワーポイント資料の販売を行っております。
詳しくは下記記事をご覧ください。
ハラスメント研修で使えるパワーポイント資料の販売について
また、ハラスメントについての認識の違いを見える化するためのワークとして「ハラスメントフラグ」というツールを使ったハラスメント研修を提供しています。
詳しくはこちらを御覧ください。