内定者・新入社員が1名しかいない、または数名の少人数で研修を企画したい——そんなときに使える「1人でも実施可能なビジネスゲーム」を4本+番外編1本、合計5本ご紹介します。

弊社で取り扱うビジネスゲームの多くは1チーム4〜6名を想定していますが、カード型・ソロプレイ設計のものは1名からでも研修として成立します。内定者フォロー・新入社員向けフォロー・中途単独入社のオンボーディングなどに役立てていただけます。

株式会社HEART QUAKE

お客様

内定者が1名なのですが、
何か実施できるビジネスゲームはありますか?

このご質問に対する回答として、本記事をまとめました。

「おひとりさま研修」が増えている背景

少人数・1名限定での研修ニーズが増えている背景には、以下のような変化があります。

採用の多様化: 通年採用・ジョブ型採用の広がりで、入社タイミングが不揃いになり同期研修が組みづらい
中途採用比率の増加: 中途社員の単独オンボーディング機会の増加
内定者フォロー強化: 内定辞退防止のための個別サポートが重要視されている
地方採用・リモート配属: 配属先にメンター以外の同期がいないケースの増加

これまでのような「4〜6名1チーム×複数チーム」が組めない場面で、1人でも学びになる教材の存在は研修担当者にとって大きな助けになります。

1. ビジネスマナーを学ぶ「マナーストーリー」

マナーストーリー

マナーストーリーは、ビジネスマナーとその必要性をカードゲームで学ぶ研修プログラム。カードを使ったクイズ形式で、ビジネスマナーに関するクイズに回答し、カードの指示に従って次のカードをオープンしていく仕組みのため、1人でも実施可能です。

マナーストーリーのゲーム画面

クイズを3回間違えると、先輩社員やお客様の信頼を失ったということでゲームオーバー(白いチップが信頼値を表しています)。失敗の構造を物語で体験できる設計になっています。

推奨場面: 内定者フォロー・新入社員のビジネスマナー導入
所要時間: 1〜1.5時間(振り返り込みで1.5〜2時間)

詳細: ビジネスマナーの必要性を学ぶゲーム「マナーストーリー」

2. 営業疑似体験ゲーム「ヒアリングチャレンジ」

ヒアリングチャレンジ

ヒアリングチャレンジは、営業を疑似体験できるカードゲーム。受講者が車の販売員になり、来店されたお客様に10個の質問を行って、お客様に最適な車を提案するゲームです。車種・色・グレード(金額)の3要素を商品一覧から選び、それが正解かどうかで判定します。

カードの真ん中にお客様の発言、上下左右にはお客様への質問項目が記載されており、最大4つの質問項目から選んで合計10枚のカードをオープンして提案を行います。

ポイントは、お客様が「何がほしいか(What)」だけでなく「なぜほしいか(Why)」を聞き出すことで提案すべき車が変わる設計になっていること。ヒアリングの本質を体感できます。

推奨場面: 営業職内定者・新入社員のヒアリング力導入/既存社員のリスキリング
所要時間: 1.5〜2時間

詳細: ゲーム型営業研修「ヒアリングチャレンジ」の実施

3. 理想の働き方を考える「ワークスタイルトランプ」

ワークスタイルトランプ

ワークスタイルトランプは、52枚のトランプ形式のカードそれぞれに働く環境・働き方に関するキーワードが記載されている相互理解ツールです。受講者は自分の理想の働き方に近いカードを10枚選びます。

ワークスタイルトランプの使用例

キーワードだけでなくカードの色・マーク・数値にも意味があり、10枚のうちハートが多いと安定志向など、キャリアの傾向を分析できます。

ワークスタイルトランプの分析

1人のキャリア自己理解ツールとしてはもちろん、OJTリーダー選定の材料としても活用可能です。初期のOJTリーダーには似た傾向を持つ社員を付けるのが相性面で有効です。

推奨場面: 内定者の価値観把握・OJTリーダーマッチング・キャリア自己理解
所要時間: 30分〜1時間

詳細: 相互理解を促すためのワークショップ向けツール「ワークスタイルトランプ」

4. プログラミング疑似体験「フローチャートパズル」

フローチャートパズル

フローチャートパズルは、プログラミングを疑似体験するカードゲーム。これまでのゲームと異なり職種を選ぶゲームで、主にIT業界の方の利用を想定しています。

特に、文系出身の方がSE職として内定・就職された場合に、プログラミングの概念を事前理解するためのツールとして有効です。

最初に例題でルールを学んだあと、課題に対してカードをパズルのように組み合わせてフローチャートを作成。正解かどうかと、できるだけ少ないカード数で完成できたかが評価ポイントになります。

フローチャートパズルの完成例

推奨場面: IT業界への内定者フォロー・文系SE内定者のプログラミング導入
所要時間: 1〜1.5時間

詳細: プログラミング体験型ビジネスゲーム「フローチャートパズル」

番外編:2人から実施できる「屋台屋本舗」

屋台屋本舗

屋台屋本舗は、2人から実施可能な経営シミュレーションゲーム。飲食店経営者になって10日間の屋台経営を行う設定で、売上・利益など会社経営の基礎を学べます。

経営シミュレーションというと難しいイメージがある方もいますが、高校生でも実施できる難易度に設計されています。1名の内定者でも、後日もう1名が加わるタイミングで実施するなどの工夫が可能です。

推奨場面: 内定者2名向け・新入社員の経営感覚導入・経営層へのビジネス基礎再学習
所要時間: 2〜3時間

詳細: 経営シミュレーションゲーム「屋台屋本舗」

5つのゲームの早見表

ゲーム 最少人数 対象 所要時間
マナーストーリー 1名 内定者/新入社員 1〜2時間
ヒアリングチャレンジ 1〜100名超 営業職/全職種 1〜1.5時間
ワークスタイルトランプ 1〜100名超 内定者/全社員 1〜2時間
フローチャートパズル 1名 IT職/文系SE内定者 1〜1.5時間
屋台屋本舗 2名 内定者/新入社員 2〜3時間

1名研修で効果を最大化するための3つのコツ

1名研修ならではの留意点を踏まえた実施のコツを整理します。

①ゲーム後の振り返り対話を必ず設ける
複数人の場合はチーム内で相互フィードバックが自然発生しますが、1名の場合は研修担当者または先輩社員との対話を振り返りとして組み込む必要があります。ゲーム時間と同等かそれ以上の振り返り時間を確保してください。

②先輩社員/上司が「ゲームマスター」役で参加する
1人で黙々とプレイするだけでなく、先輩社員や直属の上司がゲームマスター役で同席すると、業務文脈との接続が進み学習の定着率が大きく上がります

③終了後の行動宣言を明文化する
1名研修は「学んで終わり」になりがち。「明日からこれを実践する」という行動宣言を書面で残し、1on1のアジェンダに組み込むことで、日常業務への橋渡しができます。

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その他、実施時期や受講人数など(300文字以内)


おひとりさま研修に関するよくある質問

Q. 1名研修で参加者のモチベーションを維持するには?
A. 先輩社員・研修担当者が同席またはゲームマスター役として参加し、対話を通じて学びを引き出すのが最も効果的です。加えて、複数ゲームを段階的に組み合わせると単調さを避けられます。

Q. 1名研修で実施時間はどれぐらい必要ですか?
A. 1ゲーム単独なら1〜2時間、振り返り込みで2〜3時間が目安です。1日研修にする場合は2ゲーム+振り返りのセットで6〜7時間構成が可能です。

Q. オンラインで実施できますか?
A. マナーストーリー・ヒアリングチャレンジ・ワークスタイルトランプにはオンライン版もご用意しています。配送・受取不要で、遠隔地の内定者1名にも対応可能です。

まとめ

内定者1名・新入社員1名・中途単独入社など、「おひとりさま研修」のニーズは今後ますます増えると見られます。マナーストーリー・ヒアリングチャレンジ・ワークスタイルトランプ・フローチャートパズル、そして番外編の屋台屋本舗と、1〜2名から実施できるビジネスゲームを揃えていることは、少人数運営の強い味方になります。

関連テーマとしてチームビルディングに効果的な楽しく学びのあるゲーム12選+2もあわせてご覧ください。


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