今回はリブアイ(RIBEYE)という問題解決法をご紹介したいと思います。

画像引用:グランドハイアット東京 HPより

リブアイといえば、リブアイ・ステーキが有名ですが、リブアイとは、リブロースの中心の最高部位の肉のステーキのことです。

つまり、この問題解決法は最高だ、と言いたいということですかね。
リブアイ(RIBEYE)という問題解決法はCurry J.F.らが2005年に発表されたとされています。

リブアイ(RIBEYE)という問題解決法

リブアイ(RIBEYE)という問題解決法は5つのステップの頭文字を取ったものとなります。

R:Relax
⇒リラックして

I:Identify the problem
⇒問題を特定して

B:Brainstorm
⇒ブレインストーミングして

E:Evaluate each possible solution
⇒解決策を評価して

Y:Yes to one
⇒1つを選んで

E:Encourage yourself
⇒勇気を持って実行する

この問題解決法は認知行動療法をベースにしています。
下記にRIBEYE Methodが掲載されたマニュアルを掲載しておきます。(全271ページあります)


画像引用:https://aaronkrasner.com/wp-content/uploads/2017/10/TADS_CBT.pdf (P.239)

原文を訳しながら、ひとつずつ解説していきたいと思います。
まずはRelaxですが、面白いのは怒っているときや動揺しているときは、問題を解決しようとしないこと。と記載されていることです。
まずは自分をリラックスさせようと書いてあります。そのためには次の日まで待つ、というのも有効だということです。

続いてはIdentify the problemです。本質的な問題を特定しようということですね。
ただし、他人の問題を、あたかも全部自分の問題であるかのように引き受けないこと。と記載されています。人間関係が問題の場合はこういうことがよくありますよね。
自分でコントロールできることと、コントロールできないことを考える。とも記載されています。
明日、ディズニーランドに行く予定だけど、明日の天気が雨なのか、晴れなのかは自分ではコントロールできません。次のステップのBrainstormに繋がりますが、雨の日のプランを事前に考えておく、という代替案を考えることはコントロール可能ですよね。

続いて、Brainstormです。ブレインストーミングではよく言われることですが、この段階で思いついたアイデアについてはまだ評価してはいけないと記載されています。馬鹿馬鹿しくても、考えてみるとも記載されています。

続いて、Evaluate each possible solutionということで、ここで可能性のある解決策をそれぞれ評価していきます。それぞれの可能な解決策の肯定的な結果と否定的な結果を考えてくださいと記載されています。
つまりは、どんなアイデアにもメリット・デメリットがあるだろうから、それらを勘定に入れて評価するということですね。

続いて、Yes to one ということで、解決策をひとつ選び、心の中で「イエス」と言うと記載されています。1つを選ぶ、というのが大事なようですね。

最後はEncourage yourselfということで、決断した自分を祝福しようと記載されています。このあたりは海外ぽい思考に感じます。
もしそれが間違いだったとわかったら、そこから学び、次は違う決断をすればいいとも記載されています。

書いてあることは簡単に見えますが、意外とここまでちゃんと問題に向き合ってみるということは少ないのではないでしょうか。
まずは最近の問題についてこの手法で向き合ってみるのはいかがでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回はリブアイ(RIBEYE)という問題解決法とご紹介しました。
参考になれば幸いです。

R:Relax
⇒リラックして

I:Identify the problem
⇒問題を特定して

B:Brainstorm
⇒ブレインストーミングして

E:Evaluate each possible solution
⇒解決策を評価して

Y:Yes to one
⇒1つを選んで

E:Encourage yourself
⇒勇気を持って実行する


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