問題解決研修で使えるビジネスゲーム5選|3つのステップ別に解説
問題解決研修にビジネスゲームを取り入れることで、座学では得られない「体験を通じた学び」を提供することができます。
問題解決には大きく「問題の発見」「解決策の立案」「解決策の実行」という3つのステップがあります。

本記事では、この3つのステップのどこに効くかを明確にしながら、問題解決研修で使えるビジネスゲームを5つご紹介します。
比較一覧表
| ゲーム名 | 1チーム人数 | 実施時間 | オンライン | 対応ステップ | 主な学び |
|---|---|---|---|---|---|
| マシュマロチャレンジ | 4名 | 1〜2時間 | × | 全ステップ | 改善・発想転換 |
| ヒアリングチャレンジ | 1〜3名 | 1〜2時間 | ○ | 問題の発見 | 質問力・本質把握 |
| THEクリティカルパス | 3〜8名 | 1〜2時間 | ○ | 問題の発見 | ボトルネック特定 |
| ビールゲーム | 4名 | 2〜4時間 | ○ | 問題の発見 | システム思考・全体最適 |
| 部課長ゲーム | 5名(4〜7名可) | 1〜2時間 | ○ | 解決策の実行 | 目的共有・フォロワーシップ |
目次
1. マシュマロチャレンジ(全ステップ)
2. ヒアリングチャレンジ(問題の発見)
3. THEクリティカルパス(問題の発見)
4. ビールゲーム(問題の発見)
5. 部課長ゲーム(解決策の実行)
1.世界記録を目指してイノベーションを起こせ!
「マシュマロチャレンジ」

まず1つめのゲームはマシュマロチャレンジです。ゲーム自体はご存じの方も多いと思います。
マシュマロチャレンジは茹でる前のパスタや、ロープ、テープなどを使って、一番上にマシュマロを乗せた状態で最も高いタワーを建てたチームの勝利というゲームです。
世界記録は99cmとされており、弊社での実施では92cmという記録が最高(下画像)となっています。
実際にやってみると意外と難しく、特に、上に乗せるマシュマロの重みに耐えられずタワーが倒れてしまうという結果になりがちです。
このゲームを2、3回繰り返し、問題がどこにあるのかを把握し、解決策を考え、実際にタワーを建てるという問題解決のプロセス全てが求められるゲームとなっています。
特に解決策については様々な方法が考えられますので、弊社で実施の際は「SCAMPER」というアイデア出しのフレームワークを紹介し、発想力を鍛えてもらっています。
・改善による問題解決を体験してほしい
・イノベーションを起こすための発想転換を体験してほしい
2026年1月現在、マシュマロチャレンジの導入社数は約200社、受講者満足度は4.9(5点満点)となっております。

より詳しいやり方を知りたい方はこちらをご覧ください。
マシュマロ・チャレンジのやり方と92cmの最高記録
2.質問力で本質的な課題を引き出せ!
「ヒアリングチャレンジ」

2つめのゲームはヒアリングチャレンジです。
ヒアリングチャレンジは参加者が「車の販売員」となり、顧客に10回の質問を行い、その回答をもとに最適な車を提案するというゲームです。
このゲームのポイントは2つあります。
2.顧客自身が本当のニーズを認識していないことがある
問題解決研修の文脈では、問題の発見ステップにおいて「正しい質問をする力」が求められます。表面的な症状ではなく、本質的な課題を引き出すためのヒアリング力を体験的に学ぶことができるゲームです。
・質問力を鍛えて問題の本質を把握してほしい
・表面的なニーズの裏にある真の課題を発見してほしい
2026年3月現在、ヒアリングチャレンジの導入社数は約80社、受講者満足度は4.88(5点満点)となっております。

より詳しいやり方を知りたい方はこちらをご覧ください。
ヒアリングチャレンジ実施の詳しい流れ
3.ボトルネックを見つけろ!「THEクリティカルパス」

※画像は弊社で提供しているTHEクリティカルパスのゲームキット(カード、シート)となります。
3つめのゲームはTHEクリティカルパスというゲームです。こちらは上画像のようなカード版とオンラインで実施できるオンライン版のご用意がございます。
THEクリティカルパスは1人につき数枚の情報カードを配り、口頭のみで自分の持っている情報カードの内容を伝え合い、与えられた問題を解決するという形式のゲームとなります。
問題は2つあります。
2.プロジェクトのボトルネックとなるクリティカルパスを見つけること
プロジェクトについては下画像のようにその一部だけが明らかになっています。

※このプロジェクトは説明用のサンプルで、実際にはもっと複雑なプロジェクトとなります。
情報カードを整理することでアルファベットで記載されたタスクがどこに当てはまるのか、また各タスクの所要日数がどれぐらいなのかを特定していきます。
その上で、プロジェクトを遂行していくにあたってボトルネックとなるクリティカルパスを特定するのが問題です。
問題解決研修で伝えたい1つの要素としてボトルネックの発見が挙げられると思います。このTHEクリティカルパスは発想力が求められるゲームではないですが、ボトルネックの特定という要素を伝えるのに適しているゲームとなっています。
・問題のボトルネックを見つけてほしい
・クリティカルパスという考え方を学び、進捗遅れを防止したい
THEクリティカルパスはアンケート回答社数が30社に満たないため、受講者満足度は表示しておりません。
THEクリティカルパスの詳しいやり方を知りたい方はこちらをご覧ください。
グループワークゲーム「THEクリティカルパス」
4.表面的課題ではなく本質的な構造を把握せよ!
「ビールゲーム」

※弊社ではビールゲームキット(カードやボード、運営スライドなど)を提供しており、
社内講師での実施も可能です。
4つめのゲームはビールゲームです。
名著、「学習する組織」の中でも紹介されているシステム思考、SCMを体験から学ぶことができるビジネスゲームです。
ビールゲームは1チーム4人で実施し、1人1人にビール工場、1次卸、2次卸、小売店のいずれかの役割が与えられます。
お互いにビールの発注、納品を通して利益の最大化を目指すゲームですが、何かうまくいきません。
発注、納品のイメージは下記のオンライン版の小売店役のデモ画面をご覧ください。
実際にゲームをやってみると黒字になるのが10チーム中2チーム程度。後の8チームは最善を尽くしているのに赤字となってしまいます。
※過去記事でも書きましたがオンライン版の方が赤字幅が大きくなっています。
ビールゲームオンラインを複数社で実施してみて気づいたリアルとの違い
ビールゲームは問題の発見の難易度が高いゲームです。社内やチームに何か問題があることはわかっているが、それがなんだかわからない、という状態を体験してほしいという場合は最適です。
・個別最適ではなく全体最適で問題を解決してほしい
・個人は努力しているが、結果が伴っていないので、
仕組み自体の改善・改革を考えてほしい
2026年2月現在、ビールゲームの導入社数は約90社、受講者満足度は4.75(5点満点)となっております。

より詳しいやり方を知りたい方はこちらをご覧ください。
システム思考を学ぶゲーム型研修「ビールゲーム」
5.目的共有とフォロワーシップを駆使せよ!
「部課長ゲーム」

最後に紹介するのは部課長ゲームです。
部課長ゲームもビールゲーム同様、1人に1つの役割が与えられるタイプのゲームです。役割は、部長、課長(2名)、社員(2名)の計5名です。(4人での実施も可能)
このゲームは何が問題なのかがわからない状態でゲームがスタートします。スタートと言われても何をしたら良いのか・・・となるわけですが、実は1人だけ問題が何なのか知っている役割がいます。それが部長役です。
ポイントは2つ。
⇒何が問題なのかは部長役にのみ伝えられています
2.口頭でのコミュニケーションが禁止されている。
⇒紙に書く、チャットするなどテキストコミュニケーションはOK
部長役は問題を知っていますから、他のメンバーも問題解決に向けて積極的に動くべきだ、と思いますが、他のメンバーは問題を知らないので部長からの指示待ちになりがちです。
このゲームは問題の発見も解決策の立案も終わっているが、実行の段階においてメンバーに「目的の共有」が行われていないがために、メンバーが動き出せていないという非常に残念なケース(だけど、意外とありがち?)を体験できるゲームです。
・問題解決/目標達成のためにリーダーにビジョンを語ってほしい
・メンバーとしてフォロワーシップ力を発揮してほしい
※フォロワーシップについては下図
2025年11月現在、部課長ゲームの導入社数は約140社、受講者満足度は4.82(5点満点)となっております。

より詳しいやり方を知りたい方はこちらをご覧ください。
部課長ゲームのやり方
まとめ:ステップ別おすすめ
問題解決の3ステップに合わせて、自社の課題に合ったゲームを選ぶのがポイントです。
・質問力で本質を引き出す → ヒアリングチャレンジ
・情報整理でボトルネックを特定 → THEクリティカルパス
・構造的な問題に気づく → ビールゲーム
・SCAMPERフレームワークで発想力を鍛える → マシュマロチャレンジ
・目的共有とフォロワーシップの重要性を体験 → 部課長ゲーム
複数のゲームを組み合わせることで、問題解決の3ステップすべてを体験的に学ぶ研修プログラムを構成することも可能です。
上記ゲームの実施をご検討中の方へ
マシュマロ・チャレンジのやり方と92cmの最高記録
ヒアリングチャレンジ実施の詳しい流れ
グループワークゲーム「THEクリティカルパス」
システム思考を学ぶゲーム型研修「ビールゲーム」
部課長ゲームのやり方
弊社では講師派遣はもちろん、社内講師で実施頂けるようにゲームキット(備品、運営スライド、講師向け動画マニュアル)の提供を行っております。

提供するパワーポイントには講師向けのトークスクリプトや解説が含まれています。
※画像はビールゲーム
詳細な資料や、無料のサンプル貸し出し(一部製品を除く)をご希望の方はまずは下記より資料請求をお願いします。
※同業他社様からのお問い合わせはご遠慮ください。
よくある質問(FAQ)
Q. 費用はどのくらいですか?
A. キットレンタルは5万円〜です。購入可能なゲームもあります。詳細な金額はゲームの種類や参加人数によって異なりますので、お気軽にお問い合わせください。
Q. 何人くらいの規模で実施できますか?また、所要時間はどのくらいですか?
A. 1名〜100名以上まで対応可能です。所要時間はゲームによって異なりますが、1〜4時間程度です。説明や振り返りを含めると、ゲーム1種類あたり1〜1.5時間を見込んでください。
Q. オンラインでも実施できますか?
A. 本記事で紹介しているゲームは対面での実施を前提としています。オンライン対応のゲームについてはお問い合わせください。
Q. 社内のスタッフだけで実施できますか?
A. はい。キットレンタルには運営用スライド(パワーポイント)や動画マニュアルが付属しているため、社内の講師・ファシリテーターだけで実施可能です。
Q. レンタルの期間や返却方法を教えてください。
A. 実施日の2週間前にお届けし、実施後3営業日以内にご返却いただく形です。届いたキットを実施後にそのまま返送いただくだけで完了です。詳細はお問い合わせ時にご案内いたします。
