ゲームで学ぶダイバーシティ&インクルージョン研修|5つの体験型ゲームを比較したインフォグラフィック

【結論】ダイバーシティ&インクルージョン研修にはゲーム型がおすすめです。バーンガ(異文化コミュニケーション)・NASAゲーム(合意形成)・ワークスタイルトランプ(働き方の価値観共有)・バルーンバ人文化を探れ(アンコンシャス・バイアス)・グラマ(相互理解)の5つを使えば、座学だけでは届かない気づきと行動変容を体験を通して引き出せます。

目次

1. インクルージョンとはどういうことか?
2. ゲームを用いたダイバーシティ&インクルージョン研修
3. バーンガ(異文化コミュニケーションゲーム)
4. NASAゲーム(合意形成ゲーム)
5. ワークスタイルトランプ
6. バルーンバ人 文化を探れ!
7. グラマ
8. よくある質問
9. 研修導入をご検討の方へ

ダイバーシティ&インクルージョンというキーワードが注目されています。
これまでもダイバーシティ(多様性)というキーワードは注目されていましたが、最近はそこに、インクルージョン(包括)というキーワードが追加されてダイバーシティ&インクルージョンと表現されることが多くなっています。

インクルージョンとはどういうことか?

ダイバーシティについてはだいぶ理解が進んでいて、多様な人材を集めることでイノベーションを生み出すため、または、人材不足を補うためにダイバーシティを意識している企業もあるかと思います。

一方、インクルージョンとはどういうことでしょうか?英語の意味としては「包括」ですが、やや分かりづらいと思います。

詳細な定義は置いておいて、簡単にまとめておきたいと思います。

インクルージョンとは、集まった(多様な)人材が成果を生むための取組み

ダイバーシティ&インクルージョン

上画像のように、多様な人材がそれぞれの歯車を持ち寄っても、それがうまく連動しないと効果がありません。

これは多様な人材かどうかに関わらず、今いる人材でも同様のことがいえるでしょう。そこで最近はインクルージョン&ダイバーシティインクルージョンの方を優先する場合もあるようです。

もちろん、多様な人材が揃ったほうがその難易度が高いことは容易に想像できるかと思います。

前提となる考え方や価値感が違うことはもちろん、特に、われわれ日本人は違いを話し合いで解決する訓練を積んでいないと思います。

ゲームを用いたダイバーシティ&インクルージョン研修

ダイバーシティ&インクルージョンをテーマとした研修は様々あるかと思いますが、弊社ではビジネスゲームというゲームを用いた体験型の研修を提供しています。

ここでは5つのゲームをご紹介したいと思います。

1.バーンガ(異文化コミュニケーションゲーム)


画像引用元:https://www.j-cho.jp/seminar/report/2019/1203.html

1つめは異文化コミュニケーションゲームのバーンガです。

ゲームの概要は以下のとおりです。

・テーブルごとにわかれて、トランプゲームを行っていただきます。

・テーブルにはランクが割り振られています。(ex.Aランク、Bランク・・・)

勝者は1つ上のランクのテーブルに移動します。
最下位のメンバーは1つ下のランクのテーブルに移動します。

・これを何度か繰り返します。

ただし、最初のテーブルごとにゲームのルールが微妙に違っています。

そして、グループ内でゲームを実施し、1位と最下位がグループを移動します。
そして、移動した先でゲームを行うのですが、あら、不思議。

参加者の声: え?そのカードは出せないでしょ!!

元々そのグループに居た人に怒られてしまうのです。
一方、相手は他のグループから来た人はビックリして反論しようとします。

別グループから来た参加者: え?なんで?出せるでしょ!前のグループでは出せたよ!

最初のテーブルごとにゲームのルールが微妙に違っていることは事前に説明されていないため、コンフリクトが発生します。
これは、ダイバーシティを進めていくと、必ずコンフリクトが発生することを意味しています。

具体的にはグループを移動しなかったメンバーはマジョリティ、多数派となり、移動してきたメンバーは少数派、マイノリティとなります。

このゲームでは他のテーブルに移動した時に、これまでの自分のルールが通用しない体験を通して、異なるものに触れた時に自分がどのように反応するのか?を知ることができます。つまり、インクルージョンすることが求められているわけです。とりわけ、自分の中にあるアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)がコンフリクトの根っこにあることに気づき、相手の文化を尊重する姿勢を学べます。

ゲームの後にはコンフリクト・マトリクスについて説明し、どうすればインクルージョンすることができるのかを説明していきます。

X(旧Twitter)でもこんな投稿がありました。

2025年12月現在、バーンガの導入社数は約30社、受講者満足度は社数が少ない影響もあり、5.0(5点満点)となっております。

株式会社HEART QUAKE

弊社

バーンガを実施してみてどのような効果がありましたか?

暗黙知や前提の違いが、コミュニケーションや関係性にどれほど大きな影響を与えるかを体験的に理解する効果がありました。組合役員47名で実施し、「自分の理解しているルールが正しいと疑わなかった」「違和感があっても、波風を立てない選択をしてしまった」といった声が多く、無意識の前提や思い込みに気づいた参加者が多かったことが印象的でした。

KDDI労働組合様でのバーンガ実施風景(組合役員47名がトランプを用いた異文化コミュニケーション体験中)

KDDI労働組合様の導入事例の詳細はこちらをご覧ください。

【導入事例】KDDI労働組合様でバーンガを導入頂きました

バーンガの詳細についてはこちらをご覧ください。

異文化コミュニケーションを体験するゲーム「バーンガ」

 

2.NASAゲーム(合意形成ゲーム)

NASAゲーム

2つめはNASAゲームという合意形成のゲームです。

ゲームの詳細は下記のリンクをご覧いただければと思いますが、概要は以下のとおりです。

みなさんは月に不時着した宇宙飛行士です。
不時着時の衝撃で乗っていた小型の宇宙船は使用不能となりました。
320km先にある母船に無事にたどり着くため、手元に残った15種類のアイテム
の中で最も重要なものを1,一番いらないものを15というように
優先順位をつけてください。

まずはをつけて、その後、それを持ち寄り、チームとして1つの結論に導き出してもらいます。

ゲームを進めていくとこんな会話が生まれます。

参加者の発言例: ピストルは危ないから15番でいいよね?

このように具体的なアイテムの優先順位について話す人もいれば、こんな人も居ます。

別の参加者の発言例: ピストルのメリットも考えようよ。ていうか、食べ物とか、移動系とか、そういうもっと大きいカテゴリーから考えるのはどお?

さらにこんな人もいます。

さらに別の発言例: そもそも、助けを待つのか、自分たちで目的地に向かうのかから考えない?
合意形成プロセスでの一例: てか、全員で生き残るの?誰か1人でも生き残ればいいのかな?そうなるとピストルは・・・

チームでの話し合いの際にそれぞれの異なる意見をどのように集約していくかという合意形成が求められるゲームです。

ゲーム後の解説では人の意見の違いが発生する理由について解説し、ビジネスにおける落とし所について話します。

NASAゲームの詳細についてはこちらを御覧ください。

グループワークで使えるNASAゲームのやり方

 

3.ワークスタイルトランプ

ワークスタイルトランプ

3つめに紹介するゲームはワークスタイルトランプというカードゲームです。
このゲームは52枚のトランプカードに、それぞれ別々のキーワードが記載されています。

キーワードは全て、働き方・働く環境についてとなっており、参加者は52枚のトランプから自分の理想の働き方に近い10枚のカードを選択します。

全員が10枚を選び終わったら解説を行います。実はトランプの各マークや色には意味付けがされており、選んだカードによってその人のタイプを分析することができます。

分析のあとにはグループに分かれてお互いに「なぜそのカードを選んだのか?」を聞きあう相互インタビューを行います。同じカードを選んでいても、選んだ理由が異なっていたり自分では絶対に選ばないカードを選んだ理由を聞くことで、多様な考え方があることを体感します。

導入事例としてリーダーシップ研修でのお客様からのご感想を紹介しています。

【導入事例】リーダーシップ研修にてワークスタイルトランプクラウドをご利用いただきました

4.バルーンバ人 文化を探れ!

4つめはバルーンバ人文化を探れ!というコミュニケーションゲームです。
こちらのゲームはダイバーシティ&インクルージョンに必要なアンコンシャス・バイアスによったゲームとなります。

グループをバルーンバ人と専門家に分けて、バルーンバ人が持つコミュニケーションについての2つの文化を調べるため、専門家が質問をしていく形式になります。

専門家はあれこれ質問するけどバルーンバ人に無視をされたりすることがあります。
驚くべきバルーンバ人の文化とは?

概要はこちらのスライドからご覧ください。

なお、弊社ではバルーンバ人文化を探れ!を社内講師で実施するためのパワーポイントスライド、および、動画マニュアルを1.5万円(税別)で販売しております。

バルーンバ人文化を探れ!

5.グラマ


5つめは、グラマというボードゲームです。

グラマは、見ても、見なくても、見えなくても、楽しめるボードゲームというコンセプトの元、視覚障害者の方とも一緒に遊ぶことができるゲームです。

ダイバーシティとは、性別や国籍、障害の有無といった要素だけではありませんが、それでも障害者の方と一緒に過ごす機会や、マイノリティの方がどのようなことに困っているのかを知る機会が少ないのも事実だと思います。


グラマでは1人1人が、与えられたテーマに対して重さという要素を使って、認識をすり合わせていきます。

実際に視覚障害者の方と晴眼者の方が一緒にワークショップを実施した様子を下記にまとめております。

視覚障害者の方と一緒にグラマの体験会を実施しました

もちろん、全員が晴眼者という状況で、お互いの感覚の違いを認識し、すり合わせていくワークショップとしても利用可能です。

グラマの具体的な内容はこちらをご覧ください。

グラマを用いた障害者理解/ダイバーシティのための体験型研修

よくある質問

Q. ダイバーシティ&インクルージョン研修にゲームを導入するメリットは何ですか?

ゲームを用いることで、座学だけでは理解しにくい「多様性の受容」や「合意形成」を体験的に学べます。例えば、異文化コミュニケーションを体験するバーンガでは、異なるルールを持つ他者とのコンフリクトを疑似体験し、インクルージョンの必要性を主体的に理解できます。

Q. オンラインで実施できるダイバーシティ&インクルージョン研修用のゲームはありますか?

はい、オンライン環境に対応したゲームもご用意しております。例えば、多様な働き方の価値観を相互理解するゲームとして、PCやタブレットからブラウザ上で手軽に実施できるワークスタイルトランプクラウドがオンライン研修に最適です。

Q. ワークスタイルトランプはどのような効果が期待できますか?

カードに書かれた働き方のキーワードを通じて、自分自身の理想の働き方を整理し、他者と共有することができます。対面で実施するワークスタイルトランプ(カード版)を用いることで、お互いの価値観の違いを可視化し、相互理解と心理的安全性の向上につながります。

Q. ゲーム研修の実施に必要なキットはレンタルや購入が可能ですか?

はい、社内講師で実施いただけるよう、ゲームキットや投影用資料、動画マニュアルなどのレンタル・販売を行っております。例えば、異文化理解を促すバーンガはレンタルで、文化の多様性を探るバルーンバ人文化を探れは購入でのご提供が可能です。

Q. 少人数や大人数でもゲーム研修は実施できますか?

はい、ゲームによって対応人数は異なりますが、幅広い規模で実施可能です。例えば、感情表現をテーマにしたグラマは少人数から、ワークスタイルトランプ(カード版)は大人数まで同時に実施でき、組織の規模に合わせた柔軟な研修設計が可能です。

Q. ゲーム研修の費用はどのくらいかかりますか?

研修の費用は、実施するゲームの種類や、レンタル・購入などの提供形態、受講人数によって異なります。具体的な料金体系や詳細なお見積りについては、個別にお問い合わせ時にご案内しておりますので、お気軽にご相談ください。

研修導入をご検討の方へ

上記のゲームを体験することで以下の3つのことに気づく、学ぶことができます。

1.考え方やルールに違いがあることに気づく
2.違いを感じたときの自分の反応に気づく
3.違いを乗り越える話し合いのプロセスを学ぶ

ダイバーシティ&インクルージョン研修の第一歩としてハードルが低いゲームという手法から入るという方法もあるかと思います。ゲームの詳しい内容については下記を御覧ください。

異文化コミュニケーションを体験するゲーム「バーンガ」

NASAゲームのやり方

相互理解を促すためのワークショップ向けツール「ワークスタイルトランプ」

バルーンバ人文化を探れ!

グラマを用いた障害者理解/ダイバーシティのための体験型研修

弊社では講師派遣はもちろん、ゲームキット、投影用の資料(pptx)、社内講師用の動画マニュアルをレンタルという形式でもご提供しております。
ダイバーシティ研修ゲームの提供方法(講師派遣・キットレンタル・社内講師用動画マニュアル)

これらのゲームへのお問い合わせ、詳細資料のご希望は下記からお問い合わせください。

詳細な資料、お見積りをご希望の方はまずは下記より資料請求をお願いします。

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※研修の目的、ゴール、実施背景など箇条書きで構いませんのでご記入下さい。

その他、実施時期や受講人数など(300文字以内)


この記事を書いた人

千葉 順
千葉 順
株式会社HEART QUAKE 代表取締役
元法政大学兼任講師(キャリアデザイン論)
→ 詳しいプロフィール

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