ダイバーシティ&インクルージョンというキーワードが注目されています。
これまでもダイバーシティ(多様性)というキーワードは注目されていましたが、最近はそこに、インクルージョン(包括)というキーワードが追加されてダイバーシティ&インクルージョンと表現されることが多くなっています。

インクルージョンとはどういうことか?

ダイバーシティについてはだいぶ理解が進んでいて、多様な人材を集めることでイノベーションを生み出すため、または、人材不足を補うためにダイバーシティを意識している企業もあるかと思います。

一方、インクルージョンとはどういうことでしょうか?英語の意味としては「包括」ですが、やや分かりづらいと思います。

詳細な定義は置いておいて、簡単にまとめておきたいと思います。

インクルージョンとは、集まった(多様な)人材が成果を生むための取組み

ダイバーシティ&インクルージョン

上画像のように、多様な人材がそれぞれの歯車を持ち寄っても、それがうまく連動しないと効果がありません。

これは多様な人材かどうかに関わらず、今いる人材でも同様のことがいえるでしょう。そこで最近はインクルージョン&ダイバーシティインクルージョンの方を優先する場合もあるようです。

もちろん、多様な人材が揃ったほうがその難易度が高いことは容易に想像できるかと思います。

前提となる考え方や価値感が違うことはもちろん、特に、われわれ日本人は違いを話し合いで解決する訓練を積んでいないと思います。

ゲームを用いたダイバーシティ&インクルージョン研修

ダイバーシティ&インクルージョンをテーマとした研修は様々あるかと思いますが、弊社ではビジネスゲームというゲームを用いた体験型の研修を提供しています。

ここでは4つのゲームをご紹介したいと思います。

1.バーンガ(異文化コミュニケーションゲーム)


画像引用元:https://www.j-cho.jp/seminar/report/2019/1203.html

1つめは異文化コミュニケーションゲームのバーンガです。

ゲームの概要は以下のとおりです。

・テーブルごとにわかれて、トランプゲームを行っていただきます。

・テーブルにはランクが割り振られています。(ex.Aランク、Bランク・・・)

勝者は1つ上のランクのテーブルに移動します。
最下位のメンバーは1つ下のランクのテーブルに移動します。

・これを何度か繰り返します。

ただし、最初のテーブルごとにゲームのルールが微妙に違っています。

そして、グループ内でゲームを実施し、1位と最下位がグループを移動します。
そして、移動した先でゲームを行うのですが、あら、不思議。

株式会社HEART QUAKE

参加者A

え?そのカードは出せないでしょ!!

元々そのグループに居た人に怒られてしまうのです。
一方、相手は他のグループから来た人はビックリして反論しようとします。

お客様

参加者B

え?なんで?出せるでしょ!
前のグループでは出せたよ!

最初のテーブルごとにゲームのルールが微妙に違っていることは事前に説明されていないため、コンフリクトが発生します。
これは、ダイバーシティを進めていくと、必ずコンフリクトが発生することを意味しています。

具体的にはグループを移動しなかったメンバーはマジョリティ、多数派となり、移動してきたメンバーは少数派、マイノリティとなります。

このゲームでは他のテーブルに移動した時に、これまでの自分のルールが通用しない体験を通して、異なるものに触れた時に自分がどのように反応するのか?を知ることができます。つまり、インクルージョンすることが求められているわけです。

ゲームの後にはコンフリクト・マトリクスについて説明し、どうすればインクルージョンすることができるのかを説明していきます。

バーンガの詳細についてはこちらをご覧ください。

異文化コミュニケーションを体験するゲーム「バーンガ」

 

2.NASAゲーム(合意形成ゲーム)

ダイバーシティ&インクルージョン 研修

2つめはNASAゲームという合意形成のゲームです。

ゲームの詳細は下記のリンクをご覧いただければと思いますが、概要は以下のとおりです。

みなさんは月に不時着した宇宙飛行士です。
不時着時の衝撃で乗っていた小型の宇宙船は使用不能となりました。
320km先にある母船に無事にたどり着くため、手元に残った15種類のアイテム
の中で最も重要なものを1,一番いらないものを15というように
優先順位をつけてください。

まずはをつけて、その後、それを持ち寄り、チームとして1つの結論に導き出してもらいます。

ゲームを進めていくとこんな会話が生まれます。

株式会社HEART QUAKE

参加者A

ピストルは危ないから15番でいいよね?

このように具体的なアイテムの優先順位について話す人もいれば、こんな人も居ます。

お客様

参加者B

ピストルのメリットも考えようよ。ていうか、食べ物とか、移動系とか、そういうもっと大きいカテゴリーから考えるのはどお?

さらにこんな人もいます。

お客様

参加者C

そもそも、助けを待つのか、自分たちで目的地に向かうのかから考えない?

株式会社HEART QUAKE

参加者D

てか、全員で生き残るの?誰か1人でも生き残ればいいのかな?そうなるとピストルは・・・

チームでの話し合いの際にそれぞれの異なる意見をどのように集約していくかという合意形成が求められるゲームです。

ゲーム後の解説では人の意見の違いが発生する理由について解説し、ビジネスにおける落とし所について話します。

NASAゲームの詳細についてはこちらを御覧ください。

グループワークで使えるNASAゲームのやり方

 

3.ワークスタイルトランプ

3つめに紹介するゲームはワークスタイルトランプというカードゲームです。
このゲームは52枚のトランプカードに、それぞれ別々のキーワードが記載されています。

キーワードは全て、働き方・働く環境についてとなっており、参加者は52枚のトランプから自分の理想の働き方に近い10枚のカードを選択します。

全員が10枚を選び終わったら解説を行います。実はトランプの各マークや色には意味付けがされており、選んだカードによってその人のタイプを分析することができます。

分析のあとにはグループに分かれてお互いに「なぜそのカードを選んだのか?」を聞きあう相互インタビューを行います。同じカードを選んでいても、選んだ理由が異なっていたり自分では絶対に選ばないカードを選んだ理由を聞くことで、多様な考え方があることを体感します。

導入事例としてリーダーシップ研修でのお客様からのご感想を紹介しています。

【導入事例】リーダーシップ研修にてワークスタイルトランプクラウドをご利用いただきました

4.バルーンバ人 文化を探れ!

4つめはバルーンバ人文化を探れ!というコミュニケーションゲームです。
こちらのゲームはダイバーシティ&インクルージョンに必要なアンコンシャス・バイアスによったゲームとなります。

グループをバルーンバ人と専門家に分けて、バルーンバ人が持つコミュニケーションについての2つの文化を調べるため、専門家が質問をしていく形式になります。

専門家はあれこれ質問するけどバルーンバ人に無視をされたりすることがあります。
驚くべきバルーンバ人の文化とは?

概要はこちらからご覧ください。

なお、弊社ではバルーンバ人文化を探れ!を社内講師で実施するためのパワーポイントスライド、および、動画マニュアルを1.5万円(税別)で販売しております。

バルーンバ人文化を探れ!

まとめ

上記のゲームを体験することで以下の3つのことに気づく、学ぶことができます。

1.考え方やルールに違いがあることに気づく
2.違いを感じたときの自分の反応に気づく
3.違いを乗り越える話し合いのプロセスを学ぶ

ダイバーシティ&インクルージョン研修の第一歩としてハードルが低いゲームという手法から入るという方法もあるかと思います。ゲームの詳しい内容については下記を御覧ください。

異文化コミュニケーションを体験するゲーム「バーンガ」

NASAゲームのやり方

相互理解を促すためのワークショップ向けツール「ワークスタイルトランプ」

バルーンバ人文化を探れ!

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