リーダーシップ研修で使えるゲーム4選
今回はリーダーシップ研修で使えるビジネスゲームをご紹介したいと思います。
なお、弊社ではリーダーシップ研修も含め、1年間で400社以上の研修を実施しております。
導入実績の一例(敬称略)
日本マイクロソフト株式会社株式会社日本政策投資銀行、株式会社みずほ銀行、
アサヒビール株式会社、パナソニック株式会社、三菱商事株式会社、
三井物産株式会社、三菱重工業株式会社、株式会社デンソー、
JAXA(宇宙航空研究開発機構)、全国労働者共済生活協同組合連合会(COOP)
詳しくはこちら
さて、何の研修でもそうかもしれませんが、リーダーシップというものは特に研修として座学で聞いたところですぐに身につくものではないと思います。また、現時点で上手にリーダーシップを発揮できているのか?を把握することも難しいと思います。
そこで、ビジネスゲームという仕事の一部をゲーム化した研修プログラムを用いることで、実際に行動しながら、または、ゲームの結果を振り返りながらリーダーシップについて学ぶ、普段の自分の行動を振り返る機会を提供するというのも1つだと思います。
それではリーダーシップ研修で使えるゲーム4選ということで紹介していきたいと思います。
ただし、ゲームによってリーダーシップについての学びのポイントが異なりますのでポイントも合わせてご覧ください。
1.心理的安全性を知り、高めるゲーム型研修「ベストチーム」
1つめのゲームはベストチームという最高のチームを目指すゲームです。
上画像左の青色の行動カードにはリーダーとしての行動などが記載されています。(カードには他にも「知識の共有」や「行動量重視」など22種類のカードがあります)
このカードを右下の必要枚数分集めると効果が発揮され、上画像右の得点カードを獲得できます。
得点には業績ポイントと関係性ポイントという2種類が存在し、ベストチームになるにはその両方を高める必要があります。これは、リーダーとして売上、受注数など目標数値を達成することも重要ですが、その一方でメンバーとの関係性やサポートをを疎かにしてしまうとメンタルヘルス不調者や退職者を生んでしまうことを表しています。(下図参照)
ゲームを通してどのような行動が業績や関係性を高めていくのかを学び、関係性の低下は最近話題の心理的安全性に反することを学んでいただけます。
・心理的安全性について体験から学ぶ
・業績を上げる行動と、関係性を高める行動について学ぶ
・ゲームを通して他のメンバーの強みを理解する
2024年2月現在、ベストチームの導入社数は約90社となっており、アンケートの受講者満足度は5段階評価で4.94となっております。
ベストチームの詳しい内容はこちらをご覧ください。
心理的安全性を知り、高めるゲーム型研修「ベストチーム」
2.コンセンサス(合意形成)ゲーム「NASAゲーム」
2つめはコンセンサスゲームです。コンセンサスとは合意形成を意味し、このゲームを通してリーダーとしてのコミュニケーションについて考えてもらうきっかけになります。
コンセンサスゲームには月面、砂漠、雪山といった3種類のシチュエーションがあり(画像は月面)、どれも遭難した状態から生き残るために必要なアイテムに優先順位をつける
(例:月面で遭難し、生き残るためにアイテムに優先順位をつける)という流れになります。
最初は個人で考え、最後はチームとしての意見を1つにまとめます。リーダーとして全員の意見に耳を傾けながら、納得感のある意見にまとめていくことが重要となります。
ゲーム後の振り返りでは人と意見が合わない4つの要因(下画像)を説明し、リーダーとして目的をメンバーと共有していくことの重要性を伝えていきます。
・チームをまとめるための合意形成のポイントを知る
・目的を共有することの重要性を理解する
・みんなの意見を引き出すためのファシリテーションスキルを学ぶ
2024年2月現在、弊社でのNASAゲーム(カード版)の導入社数は約460社、受講者満足度は4.79(5点満点)となっており、人気のコンテンツとなっています。
コンセンサスゲーム(月面)の詳しい内容はこちらをご覧ください。
グループワークで使えるNASAゲームのやり方
3.報連相/目的共有ゲーム「部課長ゲーム」
3つめは部課長ゲームというゲームです。このゲームの1つの特徴はゲーム中は無言で筆談によるメモの受け渡しのみというところです。会社でいうとメールやチャットでのテキストコミュニケーションと言えるでしょうか。
このゲームは1チーム5人のメンバーにはそれぞれ部長・課長・平社員という役割が与えられ、制限時間内に各自に配られたカードを交換し、同じ種類のカードを4枚集めることができればクリアです。
しかし、同じ種類のカードを4枚集めるというゲームの目的を知っているのは部長役だけとなっています。(部長のルールシートにだけ、それが記載されている)
これはリーダーは仕事の目的やビジョンを示し、それをメンバーが理解しているかを確認する必要があること、また、一方、メンバーは目的を理解して仕事に取り組むことの重要性を学ぶことができます。
今回はリーダーシップ研修として紹介となりますが、フォロワーシップの研修コンテンツとしても利用可能です。
普段はリーダーとして活動している方がメンバー役となった時に目的を理解して行動できているか、また目的が不明な場合、どのように感じるかを疑似体験することができます。
・ビジョンや目的を共有することの重要性を学ぶ
・フォロワーシップとしてリーダーを助けるための主体的な行動の重要性を体験する
2024年2月現在、弊社での部課長ゲームの導入社数は約90社、受講者満足度は5段階評価で4.75となっております。
部課長ゲームの詳しい内容はこちらをご覧ください。
部課長ゲームのやり方
4.メンタルヘルス対策ゲーム「ストマネ」
4つめはストマネというゲームです。ストマネとはストレスマネジメントの略となっており、メンタルヘルス対策シミュレーションゲームとなっています。
リーダーとしての行動の1つにメンバーの管理があると思いますが、現代における管理には仕事の進捗だけではなく、メンバーのストレス状態(メンタルヘルス)も含まれていると思います。
そこで、ストマネでは、チーム内にメンタル不調者を生み出さないためのリーダーとしての行動を学ぶことができます。
ゲームはすごろく形式のシンプルなゲームで、すごろくが進むとプロジェクト(仕事)が進みますが、同時に各自に与えられたストマネゲージも上がります。(上画像)
ゲージが赤に到達すると休職となってしまいますが、お互いのストレスゲージは「しきり」で隠されていて見えません。
プロジェクトは無事に完了させつつ、チームメンバーの中から休職者を出さないことができるでしょうか?
このゲームでは上司からの3つの支援の有無がメンタル不調者を生み出さないために有効であることを伝え、リーダーとしての支援の重要性を理解してもらいます。
・プロジェクトとストレスの両方をマネジメントすることの重要性を学ぶ
・上司の支援がメンバーのメンタルヘルスに対して重要なことを学ぶ
2024年2月現在、ストマネの導入社数は約40社、受講者満足度は導入社数が少ない影響もあるかと思いますが、5.0(5点満点)となっております。
ストマネの詳しい内容はこちらをご覧ください。
「ストマネ」実施の流れ|メンタルヘルス研修
まとめ
いかがでしょうか。今回はリーダーシップ研修で使えるゲーム4選として座学だけでは伝わりづらい部分をゲームという疑似体験を利用することで実感を持って理解してもらうという方法をご紹介しました。
各コンテンツの具体的な内容についてはこちらを御覧ください。
弊社では講師派遣以外の選択肢として、ゲームキットの貸し出しによる社内講師型での実施が可能です。
これらのゲームを研修として導入したいという場合は金額などが含まれた詳細な資料(PDF形式・無料)をご提供いたしますので下記よりお問い合わせください。
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