エンゲージメント向上につながるゲーム研修3選|効果がある理由と選び方
「エンゲージメントを高める研修をやりたいけれど、何をすればいいかわからない」「座学の研修だけではエンゲージメントが上がらない」——そんな悩みを持つ研修担当者の方は多いのではないでしょうか。
近年、多くの企業がエンゲージメントサーベイを実施し、スコアの改善に取り組んでいます。しかし、サーベイで課題を可視化できても、「では具体的にどんな研修をすればスコアが上がるのか」が分からないという声をよくいただきます。
この記事では、従業員エンゲージメント向上に直結するゲーム研修3選を、「なぜエンゲージメントに効くのか」という根拠とともにご紹介します。
弊社(株式会社HEART QUAKE)は、これまでのべ4,500社以上にゲーム型の研修コンテンツを提供してきました。その中から、エンゲージメントの構成要素に直接アプローチできるゲームを厳選しました。
エンゲージメント向上に研修でアプローチできる3つの要素
研修でアプローチできる3つの要素
従業員エンゲージメントとは、社員が仕事や組織に対して持つ愛着・貢献意欲のことです。エンゲージメントが高い組織は離職率が低く、生産性や顧客満足度が高い傾向があることが、ギャラップ社をはじめとする多くの調査で示されています。
しかし、エンゲージメントを構成する要素のすべてが研修で改善できるわけではありません。給与・評価制度・福利厚生などは人事制度の領域であり、研修だけでは変えられません。
では、研修で直接アプローチできるエンゲージメントの要素は何か。それは以下の3つです。
① 心理的安全性(意見を言える安心感)
「この職場では自分の意見を言っても大丈夫」という安心感です。Googleのプロジェクト・アリストテレスの研究で、チームの成果を左右する最も重要な要因として特定されました。心理的安全性が低いと、社員は発言を控え、「自分はこの組織に必要とされていない」と感じ、エンゲージメントが低下します。
② 相互理解(価値観の共有・帰属意識)
「自分のことを理解してもらえている」「多様な価値観が受け入れられている」という帰属意識です。一緒に働く仲間の価値観を知り、自分の価値観も受け入れてもらえる実感が、組織への愛着につながります。
③ チームの一体感(貢献実感)
「自分の意見がチームの成果に反映された」「チームで取り組むと1人より良い結果が出る」という実感です。この貢献実感は、「もっとチームに貢献したい」というエンゲージメントの源泉になります。
この3つの要素は、座学で「大事だ」と教えるだけでは身につきません。たとえば「心理的安全性が大事です」とスライドで解説しても、参加者は「知識として」理解するだけで終わってしまいます。
一方、ゲーム研修では「心理的安全性が低いとどうなるか」を自分自身の行動として体験します。体験を通じた「腹落ち」が、研修後の行動変容につながるのです。以下では、3つの要素それぞれに対応するゲームを1つずつご紹介します。
心理的安全性を高める:ベストチーム

エンゲージメントへの効果:心理的安全性はエンゲージメントの土台です。心理的安全性が低いチームでは、メンバーが意見を言えず、「自分の存在が組織の成果に関係ない」と感じてしまいます。ベストチームでは、ゲームの中で「業績だけを追い求めるとチームの人間関係が悪化する」というジレンマを体験します。この体験を通じて、心理的安全性がチームの成果に直結することを実感でき、「まず安心して意見を言える環境を作ろう」という行動変容につながります。
ゲームの概要:心理的安全性を知り、高めるための「交渉型」チームビルディングゲームです。チームとして「業績」と「人間関係」の両方のスコアを最大化することを目指します。業績だけを追うと人間関係スコアが下がり、人間関係ばかり気にすると業績が伸びない——このバランスをチームで探る過程で、心理的安全性の重要性を体感します。
活用シーン:「会議で発言が少ない」「失敗を恐れて挑戦しないメンバーが多い」「上司の顔色を伺う文化がある」といった課題を持つチームに最適です。管理職研修やリーダーシップ研修での導入が多く、研修後に「チームの空気が変わった」という声が多いゲームです。
2025年12月現在、ベストチームの導入社数は約170社、受講者満足度は4.9(5点満点)となっております。
所要時間:2〜4時間 / 人数:15〜100名
お客様の声:
相互理解・帰属意識を高める:ワークスタイルトランプ

エンゲージメントへの効果:「自分の価値観を理解してもらえている」と感じられると、組織への帰属意識が高まります。逆に、「自分の考え方は周りと合わない」と感じると孤立感が生まれ、エンゲージメントは下がります。ワークスタイルトランプは、メンバー同士が普段の業務では話題にならない「仕事で大切にしていること」を自然に共有できるゲームです。「こういう考え方の人だったんだ」という発見が、相互理解と受容感を生みます。
ゲームの概要:働き方の価値観を52枚のカードで可視化・共有する相互理解ワークショップです。「給与」「やりがい」「成長」「安定」「人間関係」など、仕事に関する価値観がカードに書かれており、自分にとって大切なものを選んで共有します。カード版とクラウド版(完全オンライン対応)の2つの形態があります。
活用シーン:「部署間・世代間に壁がある」「テレワークでメンバー同士の交流が減った」「多様なバックグラウンドのメンバーが集まるチームで一体感を作りたい」といった場面で効果を発揮します。内定者研修やチームビルディング研修の導入としても人気があります。カード版は約1時間、クラウド版は約2時間で実施できます。
2025年10月時点でワークスタイルトランプ(カード版)の導入社数は約190社、受講者満足度は4.59(5点満点)となっています。
2026年1月時点でワークスタイルトランプ・クラウドの導入社数は約110社、受講者満足度は4.95(5点満点)となっています。
所要時間:約1時間(カード版)/ 約2時間(クラウド版) / 人数:1〜100名 / オンライン対応:◎(クラウド版)
お客様の声:
チームの一体感・貢献実感を高める:コンセンサスゲーム

エンゲージメントへの効果:「自分の意見がチームの成果に反映された」という貢献実感は、エンゲージメントの重要な構成要素です。コンセンサスゲームでは、全員が意見を出し合い、多数決ではなくチームとしての合意を形成します。そして結果を比較すると、ほぼ全てのケースで「チームの回答が個人の最高点を上回る」という結果になります。この「みんなで話し合ったからこそ良い結果が出た」という体験が、チームへの信頼感と一体感を生み、「もっとチームに貢献したい」というエンゲージメントにつながります。
ゲームの概要:代表的なコンセンサスゲームである「NASAゲーム」では、月面に不時着した宇宙飛行士として、生存に必要なアイテム15個の優先順位をチームで話し合って決めます。NASAの模範解答と比較することで、個人で考えた場合とチームで話し合った場合の精度の差を数値で確認できます。
活用シーン:「チームとしてのまとまりがない」「個人プレーが多く協力体制が弱い」「チームで仕事をする意義を実感させたい」といった場面に最適です。新入社員研修から管理職研修まで全階層で活用でき、弊社で最も導入実績の多いゲームです。
2026年3月現在、弊社でのNASAゲームの導入社数は約550社、受講者満足度は4.81(5点満点)となっております。
2026年1月現在、NASAゲームオンラインの導入社数は約310社、受講者満足度は4.76(5点満点)となっております。
NASAゲーム以外にも、砂漠で遭難した設定の「砂漠からの脱出」(オンライン版あり)、雪山で遭難した設定の「雪山での遭難」(オンライン版あり)など、複数のコンセンサスゲームを提供しています。設定やアイテム数が異なるので、研修の目的や時間に合わせてお選びいただけます。
所要時間:1〜2時間 / 人数:1〜100名 / オンライン対応:◎
お客様の声:
NASAゲーム(カード版)の詳細はこちら NASAゲームオンラインはこちら
目的別の選び方
3つのゲームを一覧で比較します。エンゲージメントのどの要素にアプローチしたいかで、最適なゲームが変わります。
| ゲーム名 | エンゲージメントへの効果 | 所要時間 | 人数 | オンライン |
| ベストチーム | 心理的安全性 | 2〜4時間 | 15〜100名 | − |
| WST(カード版) | 相互理解・帰属意識 | 約1時間 | 1〜100名 | − |
| WSTクラウド | 相互理解・帰属意識 | 約2時間 | 2〜100名 | ◎ |
| NASAゲーム | 一体感・貢献実感 | 1〜2時間 | 1〜100名 | − |
| NASAゲームオンライン | 一体感・貢献実感 | 1〜2時間 | 1〜100名 | ◎ |
こんな課題にはこのゲーム:
・会議で発言が少ない、失敗を恐れる文化がある → ベストチーム(心理的安全性)
・部署間や世代間に壁がある、テレワークで交流が減った → ワークスタイルトランプ(相互理解)
・チームとしてのまとまりがない、個人プレーが多い → コンセンサスゲーム(NASAゲーム等)(一体感)
複数の課題がある場合は、2つのゲームを組み合わせて1日研修として実施することも可能です。たとえば、午前にワークスタイルトランプで相互理解を深め、午後にNASAゲームでチームの一体感を高める、という構成が人気です。「まずは短時間で試してみたい」という場合は、1〜2時間で実施できるNASAゲームやワークスタイルトランプ(カード版)がおすすめです。
エンゲージメント向上のためのゲーム研修を成功させるポイント
1. ゲームの目的を参加者に伝える
「今日はゲームをやります」だけでは、参加者が「遊び」だと思ってしまう可能性があります。「エンゲージメントの〇〇という要素を体感してもらうために実施します」と、研修の目的を事前に伝えることで、ゲーム中の気づきの質が大きく変わります。
2. 振り返り(デブリーフィング)の時間を十分に確保する
ゲーム研修の効果を最大化するのは、ゲーム後の振り返りです。「ゲームの中で何が起きたか」「それは普段の仕事でも起きていないか」「明日からどう変えるか」をチームで話し合う時間を必ず確保しましょう。振り返りなしでゲームだけ実施すると、「楽しかった」で終わってしまい、エンゲージメント向上につながりません。弊社のゲームには振り返り用のスライドとファシリテーションガイドが付属しています。
3. 準備の負担を減らす仕組みを活用する
「ゲーム研修をやりたいが、社内に研修講師がいない」「準備に時間をかけられない」という声もよくいただきます。弊社のゲーム研修では、「講師派遣」と「キットレンタル(社内講師で実施)」の2つの提供方法をご用意しています。

キットレンタルの場合、運営スライド(パワーポイント)のノート欄に講師用のトークスクリプトが記載されているため、研修の進行経験がない方でも安心して実施できます。

さらに、社内講師向けの動画マニュアルもご用意しています。キットは実施日の2週間前にお届けするため、届いてから社内でテストプレイする時間も確保できます。「初めてゲーム研修を実施する」という企業様でも安心です。
エンゲージメント向上のためのゲーム研修のお問い合わせ
「自社のエンゲージメント課題に合ったゲームを知りたい」「まずは資料を見てみたい」という方は、以下のフォームからお気軽にお問い合わせください。各ゲームの資料(PDF)は通常1営業日以内にメールでお送りいたします。
