フォロワーシップの「FIVESモデル」とは?成果を高める5つの行動要素
フォロワーシップの「FIVESモデル」とは?成果を高める5つの行動要素
今回は、パーソル総合研究所様が2026年02月06日に発表した
「フォロワーシップに関する定量調査」
https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/data/followership/
の内容を元に、チームの成果を高めるフォロワーシップ行動のフレームワーク
「FIVESモデル」について解説します。
FIVESモデルとは、フォロワーシップ研究において
組織パフォーマンスに影響を与える5つの具体的な行動要素
を特定したものです。
フォロワーシップとは?
そもそも、フォロワーシップとは、リーダーではない
メンバー(フォロワー)がチームに対して発揮する貢献行動のことです。
フォロワーシップ理論としては、カーネギーメロン大学の
ロバート・ケリーによる5つのタイプ分けが有名です。(下図)
(模範型フォロワー、孤立型フォロワー、順応型フォロワー、消極的フォロワー、実務型フォロワー)

※フォロワーシップ理論については過去記事を御覧ください。
フォロワーシップ理論とフォロワーの5つのタイプ
しかし、ケリーのフォロワーシップ理論は「フォロワーのタイプ分類」
にとどまっており、具体的にどんな行動がチームの成果につながるのか
までは明確にされていませんでした。
今回ご紹介するパーソル総合研究所の調査では、この点をもう一歩踏み込み、
フォロワーシップの具体的な行動要素を「FIVESモデル」として定量的に特定しています。
フォロワーシップの定量調査(パーソル総合研究所)の概要
この調査は、正社員3,200名(非管理職2,500名、管理職700名)
を対象に実施され、フォロワーシップ行動と組織パフォーマンスの関係を統計的に分析しています。

フォロワーシップのFIVESモデルとは?5つの行動要素
レポートでは以下のように説明されています。
「場づくり」行動、「本音発言」行動、「学び共有」行動、 「寄り添い」行動、「踏み出し」行動の
5つの行動が、組織のパフォーマンスにプラスの影響が見られた。

これら5つの頭文字を取ってFIVESモデルとまとめられています。
1. Facilitate(場づくり)
2. Involvement(踏み出し)
3. Voice(本音発言)
4. Empathy(寄り添い)
5. Sharing(学び共有)

従来のフォロワーシップ理論がタイプ分類にとどまっていたのに対し、
FIVESモデルは「何をすればいいか」という具体的な行動指針
を示している点が特徴です。
FIVESモデルで判明した「上司が見落としているフォロワーシップ行動」
この調査で特に興味深いのは、組織パフォーマンスへの影響が大きいにもかかわらず、
上司から重視されていないフォロワーシップ行動が存在するという点です。

具体的には、「学び共有(Sharing)」と「本音発言(Voice)」
は、組織成果への影響度が高いにもかかわらず、
上司が部下に期待する行動としては優先度が低い結果となっています。
これは、チームの成果に貢献している「縁の下の力持ち」的な行動が、
正当に評価されていない可能性を示しています。
このように「フォロワーシップに関する定量調査」では
データに基づいたフォロワーシップの分析が行われており、とても勉強になります。
https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/data/followership/
FIVESモデルのような行動変容を促すために、弊社ではゲーム型研修「チームクリップ」をご提供しています。
フォロワーシップを体験で学ぶゲーム型研修「チームクリップ」
チームクリップは、自分の作業だけに集中していては成果が出ない
設計の中で、FIVESモデルにもつながる、フォロワーシップ行動をボードゲームを通して自然と体験できる研修コンテンツです。
数名1チームでとあるプロジェクトに取り組み、制限時間内にクリアできるかを競います。

もともと、チームクリップは自律型人材をコンセプトとして開発されました。
下図の通り、現代における自律とは、自分1人で考えて動く、というだけではなく、チーム全体を見て考えて動く、という要素が求められていると思います。

その中で、フォロワーシップが重要となってきます。
「チームクリップ」は、自律性と協働性の両方が問われるゲームです。
そのため、自律的に考えて動く習慣がない人ほど、ある“壁”にぶつかります。
以下に上げた例がゲーム中よくある失敗です。

どうでしょうか?ゲームだけの話ではなく、現実でもよくある失敗だと思いませんか?
また、これらは先程紹介したFIVESモデルができていない状態で発生する失敗です。
1. Facilitate(場づくり)
2. Involvement(踏み出し)
3. Voice(本音発言)
4. Empathy(寄り添い)
5. Sharing(学び共有)
失敗が「気づき」に変わる設計
チームクリップでは、ゲーム後に振り返りの時間を設けています。
参加者同士で、自分の行動やチームの様子を客観的に言語化し、気づきを深めます。
また、講義パートではチームで成果をだすために必要な要素をご紹介し、協働的自律型人材の必要性を説明していきます。

さらに、実施時間次第ではありますが、ゲームの再チャレンジが可能です。再チャレンジでは多くの参加者が協働的・自律的に動き始めます。
・他メンバーの負荷や状況を意識するようになる
・自分の判断でチームにとって有益な選択ができるようになる
つまり、一度つまずくからこそ、学びが深まる研修なのです。
自律×協働=これからの人材育成の軸
「主体性」や「自律性」を語る研修は多くありますが、
それを実際の行動レベルで体得できる場は意外と少ないのではないでしょうか。
チームクリップは、ゲームという枠を越えて、“協働的自律”を体験的に育む、非常に実践的な研修です。
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FusionTradeJapan様での導入事例

練習や実践ケースを重ねる中でトライ&エラーを繰り返し、
短時間でルールを理解・吸収していきました。
回を重ねるごとに役割分担が明確になり、
「どうすればより効率的に進められるか」を自発的に考える姿勢
が生まれていたのが印象的でした。
計画タイムでの議論の質が向上し、実行タイムでの失敗を次に活かすなど、
成長の手ごたえを実感できました。

しすぎていました。
しかし、どれだけ効率的に動いても全体の進行が思うように進んでいない
ことに気づき、チーム全体の動きを意識するようにしたところ、
成果が倍増しました。
焦ったときほど冷静に俯瞰して組み立て直すことの大切さを学びました。」
というコメントが特に印象的でした。
詳細はこちらをご覧ください。
【導入事例】FusionTradeJapan様でチームクリップを実施いただきました
実施をご検討中の方へ
【実施時間】2時間〜4時間 ※ゲームを2回実施する場合は3時間〜
【予算】講師派遣:25万円〜
スライド形式での説明資料はこちらをご覧ください。
検討に当たり詳細について資料請求を希望の場合は下記よりお問い合わせください。
