ここ数年、健康経営というキーワードが注目されています。
なお、健康経営とは以下のように説明されています。

従業員の健康増進を重視し、健康管理を経営課題として捉え、その実践を図ることで従業員の健康の維持・増進と会社の生産性向上を目指す経営手法のこと。
by Wikipedia

健康経営がややポジティブな方向性(0から+にする方向性)だとすると、メンタルヘルス対策はややネガティブな方向性(ーから0にする方向性)と捉えることもできます。

メンタルヘルス対策の分野では健康経営に関連するキーワードとして、健康職場モデルというものがあります。健康職場モデルは米国立労働安全衛生研究所(NIOSH)によって提唱されている下図のようなモデルです。

健康職場モデル

健康職場モデルで意味するところは以下の2つにまとめられます。

1.従業員の健康や満足感と、組織の業績や生産性は両立できる

2.組織の健康には組織特性(マネジメントの方式、組織風土、組織の方針)が重要な要因である

これまで、長時間労働など、健康に悪影響を与えかねない仕事のやり方をすることで(いわゆるモーレツ社員)業績が上がるという感覚があったと思いますが、健康職場モデルでは従業員の健康と業績は両立できるとしています。

ただし、その前提として、組織としてのあり方が求められるということも示しています。

具体的に何をすべきか?

では、具体的にどのような取り組みを行って、健康経営を目指していくべきでしょうか? 組織特性をよりよい方向に向かわせるためには、マネジメントの方式を変えるにはマネージャー向けの研修や評価制度の変更が、組織の方針を決めるには会社のミッション、ビジョン、バリューの明確化が、組織風土を変革するには会社内の制度の変更や、従業員同士の関係性の改善が必要になるかと思います。

これらの施策は実行になかなか時間が掛かるものであり、全社を巻き込む力が求められます。

健康・満足度の改善には、ストレスチェックを始めとするメンタルヘルス対策を行うことで、従業員の心身の健康を支えることができます。また、現状の満足度を測る従業員満足度調査を行うことで、自社に足りていない部分を明確にすることが第一歩となります。

まとめ

いかがでしょうか。株式市場でも健康経営銘柄というキーワードが注目されており、従業員の健康に力を入れている企業へ投資を促そうとする流れがでてきています。

従業員の健康は業績に繋がり、しいては、企業価値向上にもつながるということになりますので、健康職場モデルを意識して様々な施策を行っていきたいところです。


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