レジリエンスを鍛える具体的なトレーニング
本屋に行くと「レジリエンス」という言葉をよく目にします。
ビジネスシーンで言う 「レジリエンス」 は 「折れない心」とでも言えるでしょうか。
ストレス過多のこの時代、ストレスを0にするというのは非現実的なので、ストレスを受けても、折れずに、イメージとしてはサンドバッグのように「打たれても戻ってくるしなやかさ」 が重要ということです。
では、そのレジリエンスはどのようにして身に付けることができるのでしょうか。
ここでは、具体的なトレーニング例として、ジェイン・マクゴニガルのTED Talkから学んでみたいと思います。
ジェイン・マクゴニガルのTed Talkはこちら。
マクゴニガルの書籍はこちら。
レジリエンス鍛える具体的なトレーニング
ジェイン・マクゴニガルが動画の中で紹介しているレジリエンスには4つの種類があります。
2.精神的回復力
3.感情的回復力
4.社会的回復力
それぞれがどんなものなのか、どのようにトレーニングするのかを見てみましょう。
1.肉体的回復力
じっとしない=
立ち上がって3歩進むか、拳を握って、両腕を頭の上に挙げる(5秒間)
スポーツや、ヨガがストレス解消に良いというのはなんとなくわかっていることですが、肉体を動かすというのは科学的にもストレス解消に繋がるようです。
2.精神的回復力
意志力を高める=
指を50回ならす、または、100から7ずつ引いていく
動画の中でジェイン・マクゴニガルは「つまらないことでも意志力を高めることができる」と言っています。
小さな成功を積みましょう、ということもよく言われることですが、指を50回鳴らす、程度の「意思を持った小さな成功」でも良いことを教えています。
3.感情的回復力
ポジティブな感情を引き出す=
今が室内なら窓から外を見る、屋外なら、室内を見る、または、Googleやyoutubeで動物や赤ちゃんの動画・写真を見る
上の写真を見ると少しホッコリする気持ちになるのが感情的回復力です。
ジェイン・マクゴニガルは「ネガティブな感情が1つに対して、ポジティブな感情が3の比率の場合、健康や問題解決力が高まる」と言っています。
オフィスの机の上に子供の写真を置いている人がいますが、あれはまさに感情的回復力を高めているわけです。
4.社会的回復力
人と繋がる=
誰かと6秒握手する、または、誰かに感謝の気持ちを送る(メールやFacebookでもOK)
「繋がりすぎの社会」と言われることもありますが、「感謝の気持ち」や「人との接触」という意味でつながっているケースは多くありません。
企業内では「人との接触」はセクハラなどの可能性を含んでいますが、感謝の気持ちを「サンクスカード」という取り組みで表現している企業もあります。
「サンクスカード」という社内コミュニケーション活性化ツール
まとめ
1.肉体的回復力 = 体を動かす
2.精神的回復力 = 意思を持って小さな成功を成し遂げる
3.感情的回復力 = ポジティブな感情になる写真を見る
4.社会的回復力 = 感謝の気持ちを表現する
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