営業力基礎テスト20問|無料で使える営業研修用クイズ・解説付き

顧客価値や意思決定構造、SPINをベースにしたヒアリングなど営業の基本8分野から出題され、100点満点のスコアと弱点分野を約3分で可視化できます。
営業組織の課題分析や新人研修のテーマ選定、個人のスキルアップに向けた具体的な道標としてご活用ください。
「新人に営業を教えたいけれど、何から教えればいいのか分からない」
「自分は営業歴が長いが、ずっと我流でやってきた自覚がある」
「営業研修を入れたいが、うちの営業組織のどこが弱いのかが分からない」
営業の仕事には、こうした「型を教わる機会がないまま現場に出てしまう」問題がつきまといます。商品知識の研修はあっても、顧客が何を買っているのか、稟議は誰が動かすのか、質問はどの順番で投げるのかを体系的に習った人は多くありません。
そこで弊社では、営業の基本の型をその場で確認できる営業力基礎テスト(全20問・4択)を無料で公開しました。この記事では、テストの中身と結果の読み方、そして研修担当者の方がどう使えるかをご紹介します。
【無料】営業力基礎テスト20問 — 今すぐ受検できる
登録も費用も不要です。回答は匿名で、成績が記録されることはありません。所要時間は約3分です。
・営業の基本8分野を出題
・100点満点のスコアと、8分野のうちどこが弱いかを表示
・所要時間 約3分/登録不要・無料
実際の出題画面はこのような4択形式です。分野名と進捗が常に表示されます。

20問を解き終えると、100点満点のスコアと8分野のレーダーチャート、次に学ぶべき分野が表示されます。

営業の基本を「テスト」で測る意味
できていないのではなく、教わっていないだけのことが多い
営業がうまくいかない時、原因は「センスがない」「気合いが足りない」といった曖昧な言葉で片づけられがちです。しかし実際に商談を分解していくと、つまずいている場所はもっと具体的です。機能の説明で終わっている、担当者の熱量だけを見て稟議の構造を見ていない、困りごとを聞き出す前に提案に入っている、といった型の問題であることがほとんどです。
型の問題であれば、知れば直せますです。だからこのテストは、営業センスを測るものではなく「基本の型を教わったことがあるか」を確認するものとして設計しています。
弱点が「分野」で分かると、次の打ち手が決まる
総合点だけを出す診断は、点数を見て終わってしまいます。営業力基礎テストは8分野それぞれで採点し、最も点が低かった分野を「次に学ぶべき型」として名指しするところまでを結果画面で示します。次に何を学べばいいかが名指しで分かるため、読む本を選ぶ、研修テーマを決める、といった次の行動に直接つながります。
テストがカバーする8分野
【要点】出題は営業の基本を8分野に分け、各分野2〜3問ずつ、合計20問で構成しています。内訳は顧客価値3問・需要創造2問・意思決定構造3問・ヒアリング3問・提案力2問・反論処理2問・案件管理3問・関係構築2問です。知識を問う問題が13問、商談場面での判断を問うケース問題が7問で、測っているのは営業センスではなく「基本の型を教わったことがあるか」です。
分野ごとの問題数と、その分野で何を測っているかは次のとおりです。
| 分野 | 問題数 | このテストで測っていること |
|---|---|---|
| 顧客価値 | 3問 | 商品の説明ではなく、顧客が得る結果から話を始められるか |
| 需要創造 | 2問 | 価格でも機能でも勝てない時に、売る価値の定義を変えられるか |
| 意思決定構造 | 3問 | 決裁者・起案者・利用者・門番・影響者を整理して稟議を設計できるか |
| ヒアリング | 3問 | 状況・問題・示唆・解決の順で質問を組み立てられるか |
| 提案力 | 2問 | 提案書を自社紹介ではなく、相手の課題から書き起こせるか |
| 反論処理 | 2問 | 「高い」と言われた時に、値引き以外の初手を持っているか |
| 案件管理 | 3問 | 追う案件と落とす案件を選べるか |
| 関係構築 | 2問 | 短期の数字と長期の信頼が衝突した時に判断できるか |
質問技法の分野は、ニール・ラッカムが提唱したSPINの考え方をベースにしています。SPIN自体の解説は営業に理論を!「SPIN式」営業とはで詳しく取り上げています。意思決定構造の分野は法人購買の流れとセットで理解すると効きますので、バイイングサイクル(購買サイクル)とは?B2B営業で不戦敗を防ぐも併せてご覧ください。
【出題例】20問中2問を先に解説
どんな問題が出るのかを知っていただくため、20問のうち2問だけ中身をご紹介します。残りの18問は受検してからのお楽しみにしてください。
例題1:顧客価値(知識問題)
A. 商品の価格より品質を訴えるべきだ
B. 顧客が買っているのは商品そのものではなく、それによって得られる結果である
C. 実演販売が最も効果的である
D. 競合より高機能な商品を選ぶべきだ
正解はBです。顧客の購買動機は商品スペックではなく「達成したい状態」にあります。だから説明は機能からではなく、相手の仕事がどう変わるかという結果側から始めます。セオドア・レビットが広めた考え方で、佐藤義典氏の『ドリルを売るには穴を売れ』(青春出版社)でも中心に据えられている視点です。
例題2:意思決定構造(知識問題)
A. 名刺交換の順番を決めるため
B. 誰の何を満たせば稟議が通るかを設計するため
C. 訪問回数を平等に配分するため
D. 交際費の配分を決めるため
正解はBです。法人の購買は複数人の合議で決まります。人によって評価軸が違うため、関係者の相関図は「説得の設計図」になります。担当者一人だけを見ていると、見えない場所で商談が止まります。
このように、知識を問う問題が13問、実際の商談場面での判断を問うケース問題が7問という配分です。
結果画面でわかる4つのこと
20問を解き終えると、次の4つが結果画面に表示されます。
1. 100点満点のスコアと4段階の判定
正答数がそのままスコアになります。判定は正答数に応じて4段階です。
| 正答数 | 判定 | 結果画面のコメント |
|---|---|---|
| 18問以上 | トップセールス級 | 型はひと通り身についている。あとは商談の場で出せるかどうか |
| 15〜17問 | 頼れる営業 | 実務で困らない水準。取りこぼしは「人に教えたことがない」場所かもしれない |
| 11〜14問 | 一人前 | 基本は押さえている。成功商談を型で説明できると再現性が上がる |
| 10問以下 | 伸びしろ大 | 実力ではなく、型を教わる機会がなかっただけ |
2. 8分野のレーダーチャート
分野ごとの正答率をレーダーチャートで表示します。総合点が同じでも、へこんでいる場所は人によってまったく違います。
3. 次に学ぶべき弱点分野と、その分野の推薦書籍
最も点が低かった分野を名指しし、その分野を学ぶための書籍を1冊ご案内します。
4. 他の受検者の回答分布
各問について、他の受検者がどの選択肢を選んだかを表示します。自分だけが間違えたのか、多くの人がつまずく問題なのかが見えるため、答え合わせ以上の学びがあります。
弱点分野別・次に読むべき8冊
弱点分野に応じてご案内している書籍は次の8冊です。できるだけ有名で長く読まれている本を選びました。書名と著者はいずれも国立国会図書館サーチで実在を確認しています。
| 弱点分野 | 次に読む本 | 著者 |
|---|---|---|
| 顧客価値 | ドリルを売るには穴を売れ | 佐藤義典 |
| 需要創造 | エスキモーに氷を売る | ジョン・スポールストラ |
| 意思決定構造 | 無敗営業 「3つの質問」と「4つの力」 | 高橋浩一 |
| ヒアリング | 大型商談を成約に導く「SPIN」営業術 | ニール・ラッカム |
| 提案力 | 社外プレゼンの資料作成術 | 前田鎌利 |
| 反論処理 | 影響力の武器 | ロバート・B・チャルディーニ |
| 案件管理 | 経営者の条件 | P.F.ドラッカー |
| 関係構築 | 人を動かす | D・カーネギー |
版によって出版社が変わっている本もあるため、購入時は現行版をご確認ください。なかでも新人・若手の方に最初の1冊としておすすめしたいのが次の2冊です。
顧客が買っているのは商品ではなく結果である、という営業の出発点を最短で押さえられる入門書です。例題1の出典でもあります。
3万5千件の商談分析から生まれた質問技法の古典です。状況・問題・示唆・解決という順番の原典にあたります。なお法人営業向けの現代の定番としては法人営業の研修で読ませたい「無敗営業」もご紹介しています。
営業研修での3つの使い方
1. 新人配属時のスタートラインの確認
配属前後に受けてもらうと、何を教える必要があるかが具体的になります。全員が同じ分野でつまずいているなら、それは個人ではなく育成プログラム側の課題です。
2. 弱点分野に合わせた研修テーマの選定
質問の型が弱いチームに提案書の作り方を教えても、商談の入口が変わらないため成果につながりません。弱点分野が分かってから研修を選ぶと、無駄打ちが減ります。
とくに営業がはじめての方には、弊社の営業疑似体験ゲームゲーム型営業研修「ヒアリングチャレンジ」の実施をご用意しています。自動車の販売員として顧客役にヒアリングし、最適な1台を提案するゲームで、営業未経験の新入社員や内定者が、営業の入口を体験するための研修です。

2026年5月現在、ヒアリングチャレンジの導入社数は約80社、受講者満足度は4.88(5点満点)となっております。

3. 研修の前後比較
研修の前と後で同じ20問を受けてもらうと、どの分野が伸びたかを分野単位で確認できます。事前準備の考え方については売れる営業と売れない営業の差は「事前準備」にありも併せてご覧ください。
※組織単位の集計・分析は製品版の機能です。無料版は個人の結果表示のみとなります。
よくある質問(FAQ)
Q. 受検に会員登録や費用は必要ですか。
不要です。無料で、登録もありません。回答は匿名で扱われ、個人の成績が記録されることはありません。
Q. 所要時間はどのくらいですか。
全20問すべて4択で、所要時間は約3分です。正解と解説、他の受検者の回答分布は、全問を解き終えたあとの結果画面でまとめて表示されます。回答中は正解が分からないため、途中から答え合わせの続きにならず素の実力を測れます。
Q. 合格点はありますか。
合否はありません。100点満点のスコアと4段階の判定が出ます。20問中11問正解で「一人前」、15問で「頼れる営業」、18問で「トップセールス級」という目安です。
Q. 何回でも受けられますか。
何度でも受検できます。選択肢の並び順は毎回シャッフルされるため、位置で答えを覚えてしまうことはありません。
Q. 社員全員に受けてもらい、組織全体の傾向を見ることはできますか。
無料版は個人の結果表示のみです。チーム・組織単位での集計と分析は製品版の機能となりますので、ご希望の場合は本ページ下部のフォームからお問い合わせください。
Q. 業界や商材によって正解が変わるのではないでしょうか。
解説は営業の一般的な考え方に基づくもので、業界・商材によって最適解が異なる場合があります。その旨はテスト内にも明記しています。自社の商材に合わせた設問の差し替えもご相談を承ります。
まとめ
営業の基本の型は、才能ではなく知識です。教わる機会がないまま現場に出た方が多いだけで、知れば直せる領域が想像以上に残っています。
営業力基礎テストは、その残っている場所を8分野で可視化するための無料の診断テストです。約3分で終わりますので、まずはご自身で受けてみてください。新人の方は現在地の確認として、経験のある方は我流の穴を探す材料として使っていただけます。
営業力基礎テストを受検する(全20問・無料・登録不要・約3分) →
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