ベンチャー企業はもちろんのこと、ある程度成熟した企業においてもイノベーションが必要なことは認識していると思います。

では、イノベーションはどうしたら起こせるのか?従業員の創造性はどのようにしたら増すのか?という疑問がでてきます。

今回は、イノベーション・クリエイティビティについて職場環境という観点から研究しているハーバード・ビジネス・スクールのテレサ・アマビール教授の研究結果をご紹介したいと思います。

職場の創造性に影響する8つの要素

アマビール教授らは1996年に職場のクリエイティビティを測定する「KEYS」という尺度を開発しました。

KEYSは78項目の質問に回答する形の診断テストで、以下のような項目となります。
KEYS 尺度 項目
参考:https://www.ccl.org/lead-it-yourself-solutions/team-organizational-assessments/keys-creativity-innovation/

この結果、職場のクリエイティビティには8つの要素が影響していることがわかってきました。

1.組織による奨励
⇒創造的な仕事に対して報償を与えるなど
2.上司による奨励
⇒上司が新しいアイデアに対してオープンであるなど
3.グループの支援
⇒職場のメンバーが自由でオープンに意思疎通しているなど
4.自由
⇒自分で決める自由度があるなど
5.充分な資源
⇒自分の仕事に必要なリソースが手に入るなど
6.挑戦的な仕事
⇒重要な業務を進めているという実感があるなど
7.仕事量の圧力
⇒短時間で多すぎる仕事をしなければならないなど
8.組織の障害
⇒この組織は縄張り意識が高いなど

8つの項目を見て頂ければ分かる通り、クリエイティビティにプラスに影響するものもあれば、マイナスに影響するものもあります。それをまとめたものが以下の図です。

画像引用
経営組織における人材の創造性に関する研究 : 思考三位一体理論に基づく創造性の測定尺度開発をめぐって
堀上明 2012
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/repository/thesis/d1/D1005666.pdf

まとめ

上画像を見て頂ければ分かる通り、創造性への組織的な奨励は組織的妨害も含めると4つの項目に影響を与えており、従業員の創造性に多大な影響を及ぼしていると言えます。

また、どこかで個人のクリエイティビティに関する測定についてのCPS(Creative Personality Scale)についても書いてみたいと思います。


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